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カレラ・フィブラツーの改修加工

作業中のフィブラツー

シフトケーブルをどう工夫してもリヤシフトの作動がしっくり来ないフィブラツー。フレームダウンチューブ内蔵のシフトケーブル取り回しに問題があると判断。

試しにフルアウターにしてリヤシフトレバーとディレイラーを結線して作動テストをするとバッチリ動きましたが、そのままでは見栄えが悪いのでオーナーにフレームの加工を進言。

シフトインナーだけを内蔵している部分にシフトアウターを通せるように加工しました。簡単に手順を紹介すると、

  1. まずリヤシフトケーブルを取り外し、ドリルでの加工時に出るカスの排出とケーブルを通す作業を容易にするためフロントフォークも取り外します。
  2. シフトレバーからのシフトケーブルアウターを受けてフレームへインナーケーブルを通すための穴(直径3mm)をアルミ製段付シフトアウターエンドキャップが通るように5mm径まで長いドリルを使用して慎重に広げます。
  3. 広げた穴からエンドキャップを被せて固定したシフトケーブルアウターを通し、通常通りインナーケーブルを取り付け調整し、フロントフォークを元に戻して完了です。

これで、DuraAce本来の切れのあるシフトフィーリングが取り戻せました。